ジャコウアゲハのチェーン飼育

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梅雨明け宣言以来、連日の猛暑です。

いつもの夏ならば、どこかの山で森林浴を楽しみ、温泉で汗を流しているはずなのに、今年は自宅で自粛生活です。

別に悪いことをしたわけでもないのに。

 

体力を維持するため、取り敢えず朝の散歩は欠かさずに続けていますが、散歩道は夏草に覆われ、見るべき花もなし、ただただセミの声が暑さをいや増しにするばかり。

帰ってくると全身汗まみれ、その勢いで鉢植えのバラの水遣りを済ませば、もう屋外の仕事はお終いです。

 

この自粛生活に変化を与えてくれているのは、ジャコウアゲハの飼育です。

孫たちの夏休みの自由研究の助けにでもなればと始めたものですが、意外にも妻が興味を持ち、自粛生活の無聊を紛らわせてくれています。

このジャコウアゲハの幼虫は極端な偏食で、「ウマノスズクサ」しか食べません。

おまけに、この草はごく限られたところにしか自生せず、確保するのが大変、ようやく見つけたウマノスズクサには既に卵が産み付けられており、採ってくるとまた新たな飼育が始まるのです。

まさに、「チェーンスモーカー」ならぬ「チェーン飼育」、でも妻は飽きずに面倒をみています。

すでに29羽が巣立ち、ただいま11個の蛹と9匹の幼虫、まだまだ続きそうです。

 

立秋を過ぎると、時には夕立もあり、散歩道の夏草にも花がつき始めました。

今は仙人草が大繁殖し、植栽の上を覆うように真っ白い花を咲かせています。

暑さとともにウイルスも治まることを願っています。