ジャコウアゲハの幼虫、劇的な変化

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黒と白というパンダ模様のジャコウアゲハの幼虫は、稀少なウマノスズクサをもりもりと食べ、どんどん太っちょになりました。

それが急に食べるのを止めると、ケースの中をうろうろと彷徨い、蛹になるばしょを探しているようでした。

そして、ある場所に来ると、そこに身体を糸で固定し、とつぜん大量に脱糞し、そのまま固まってしまいました。

姿はもとのままで蛹らしからぬ姿、妻は死んでしまったのではと心配しだしました。

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それから二日後の朝のことです。

覗いてみると、今までの姿からは想像もつかない、金色の蛹になり、その下には脱ぎ捨てた白黒の衣装が脱ぎ捨ててありました。

あまりにも見事な変身、生き物の不思議さに感動させられました。

 江戸時代に人は、この姿を着物を着た女性が磔になっている様子と見て、「お菊虫」と名付けたそうです。

怪談「番町皿屋敷」でお皿を割って磔になったという「お菊さん」の姿だそうです。