「スピード感をもって」「前広に」検討する

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医療現場でのマスクやフェースガードなどの資材不足、かかりつけ医が必要だといっても受けられないPCR検査、マスコミが繰り返し指摘し、総理大臣がやりますと明言しても、目に見える成果が上がっていません。

こんなことは、総理大臣が担当大臣を呼びつけ、何をいつまでにどのようにしろと命じ、結果をきちんと確認しさえすれば必ず実行できることなのです。

いや、そこまでやらなくても、総理大臣が本気度さえみせれば、モリカケ問題で示されたように忖度してやってしまうのが役人というものです。

したがって、結果が出ていないということは、総理大臣が本気でやろうとしていないということです。

それを象徴するのが総理大臣の演説の言葉、「スピード感をもって」「前広に」検討するという役人用語の羅列です。

過去の前例を踏襲するだけの役人に、新型コロナウイルスとの戦争など任せておけません。

自民党の中にちゃんとした政治家はいないのでしょうか。

外出制限が効いてきたのか、新聞やテレビの記者たちの取材活動も低迷し、新聞は薄っぺらくなり、テレビのニュース番組も新型ウイルス一辺倒、マスコミの力も衰えてきているようです。

それに代わって、根拠不明のネット情報の氾濫やいわゆる自粛警察の暗躍が目立ちます。

三密とは縁のないような郊外の散歩道にさえ、マスク着用の私設警告ビラが貼られ、のどかな生活が蝕まれています。

お天気に恵まれているというのに、私を慰めてくれるのは花々だけといった状況です。

つるバラの樹の下には、クレマチスやアイリスも咲きはじめました。