IT社会への分水嶺を超えた実感

散歩道に昼顔の花が咲き、いよいよ梅雨本番の印象です。

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二か月間の自粛生活が開けると、早速子供たち家族が遊びに来ました。

それも土日と連続で。

梅雨空だというのにバーべキューを所望され、雨対策としてウッドデッキのバーゴラにビニールシートで仮設の屋根を作り対応しました。

ところが、土曜日は大雨に見舞われ、リビング続きのテラスの屋根の下にバーべキュー焜炉を移すという大騒ぎとなりました。

 

まあ、それでも二カ月の空白、積もる話で盛り上がり、普通の生活のありがたさをしみじみと感じました。

近況を聞くと、商社勤務の次女、損保会社勤務の長男は全日在宅勤務、インフラ会社勤務の次女の夫は週二回だけの出社、損保会社で週4日パート勤務の長男の妻でさえ基本在宅勤務だそうです。

いずれも、大画面のパソコンを貸与されているようですから、どうもコロナ後を見据えた、働き方の変革のようです。

コロナがIT社会への転換を加速させ、日本社会がIT化への分水嶺を超えたことを実感しました。

我ら老人の生活もそれに対応しなければいけないようです。

コロナ自粛のまま梅雨入りか

 

お上がいくら制限を解除しても、わざわざ電車に乗って都心に遊びに行く気にはなりません。

旅行もまた然り、行きたいところはあるものの、公共交通機関もホテルもまだ安心できず、頭の中で止まってしまいます。

冒険できないのは歳をとった証拠と思っているうちに、そろそろ梅雨入り、暫くは巣ごもり状態を続けるしかないようです。

 

あじさい祭りは中止でも

 

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我が家の菩提寺高幡不動尊、裏山に八十八か所巡りの散策コースがあり、その周囲に7500株といわれるあじさいが植えられています。

今ではあじさい寺と称するお寺は珍しくありませんが、ここには200種もの山あじさいがあり、たくさんのカメラ愛好家が訪れます。

今年はあじさい祭りが中止になり、参道に屋台が並ぶことはありませんが、それでも多くの人たちが観賞に来ています。

家から徒歩20分、この時期は我が家の散歩のひとつになっています。

 

 

「新しい日常」とやらに慣れないといけないようです。

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梅雨が来る前にと急いでいた春のバラの後始末、ニュードーンの咲きがらを処理して、お終いです。

ステイホームで時間がたっぷりあったため、勢いに乗って裏木戸付近のウッドフェンスの塗装までやってしまいました。

緑の中に返り咲きのバラがちらほら、ここぞとばかりケントベルの花が咲き始めました。

 

行きつけのデパートが店を開け、店員さんはマスクの上にフェースシールドを付けお出迎えです。

図書館もインターネット予約での借り出しが可能になり、早速借りだすことができました。

久しぶりに外に食べに行くと、入り口でのアルコール消毒はもちろん、各席が背の高いアクリル板で仕切られていて、まるで別の店に来た見たいです。

だというのに、緊急事態宣言が解除されて数日、もう「東京アラート」の赤い火が点灯しました。

もう慣れ親しんだいつもの景色は戻ってこないのでしょうか。

 

さあ、どこへ行こう。

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マリリスが得意げに咲いています。

バラの花のピークは過ぎ、すでに返り咲きが始まっています。

でも、蒸し暑い日本の夏はバラにとっては苦難の季節です。

大輪のバラは湿気と強い陽射しで、すぐに美しさを失い、病気と害虫がここぞとばかりに暴れまわります。

我が家では、この時期の開花は中輪の一重のバラにお任せし、大輪のバラは秋のシーズンのための大胆な剪定を行います。

この時期は樹々の成長が早く、放置するとさらに巨大化し、手に負えなくなりますし、茂り過ぎて風通しが悪くなり、害虫の巣窟になるからです。

美しい花を咲かせてくれたことに感謝し、秋のシーズンの開花を想定しながら鋏を入れます。

 

剪定が終わると、いよいよ旅行の季節になります。

昨年の今頃は尾瀬の湿原をハイキングしていたなあと、新型コロナウイルスに愚痴をこぼし、どこへ行こうかと思いを巡らせます。

暫くは団体のツアーは避けたいし、車でとなると、あまり遠くへは行けないなあ、などと。

 

あじさいにはカタツムリ、田んぼにはカエル

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お隣の田んぼに水が引かれ、代掻きが始まりました。

そうなれば、夜になるとカエルの大合唱です。

新潟県の旧高田市に生まれた私は、農家の出ではありませんが、田んぼのある景色が大好きです。

都心から30分の郊外の街に終の棲家を定めたのは、まだ里山の景色が残っていたからかもしれません。

お隣に大きな農家が二軒、一軒はブルーベリーの観光農園、もう一軒は2000坪ほどの田んぼで自家用と地元小学校の給食用のお米を作っています。

いながらにして早苗作りから田植、稲刈りまで見ることが出来、これで季節の移り変わりを実感できます。

でも、もう残っているのはこの二軒だけ、ちょうど私の世代が農業の最後の担い手、何かあれば、あっというまにこじゃれた建売住宅が並ぶことのなります。

人口減少、少子化社会だというのに、不思議でなりません。

 

普通が一番

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高幡不動の山紫陽花と我が家のばらプチモーツァルトです。

 

緊急事態宣言が解除となりました。

神奈川、北海道が解除基準に到達していないフライング気味の解除です。

夫婦二人での「おうちにいよう」生活、ちょうど春のバラの季節でしたので、暇を持て余すこともなく、何の不便もありませんでしたが、やはり楽しくはありませんでした。

フライイング解除には反対の私ですが、楽ちんな方になびくのが人間、我が家でも子供たち家族との交流が始まりました。

ああ、こんな当たり前のことがこんなに楽しいことなのかと、改めて実感しています。

 

それでは、さっそく図書館へと思ったら、これは6月2日からとのこと。

次は、間もなく妻の誕生日、外食初めは、何処かのレストランで、お誕生会といきましょう。

もちろん、三密は避け、自分の身は自分で守りながら。

旅行の計画も頭にありますが、団体ツアーはまだ心配、伊豆か草津へのドライブでもと考えています。

政府の観光地支援の割引、始まるかな。