多摩川がもたらしたバラ
この地に終の棲家を定めたのは、都心へのアクセスの良さと長閑な里山の景色が残っていることからです。
この街には、多摩川とその支流があり、多摩丘陵と水辺の景色が季節の移り変わりを常に実感させてくれます。
私の散歩道は川沿いの遊歩道、西に富士山を望む開放感に満ちた景色、足もとに広がる河川敷には季節の花々が咲き、樹々には小鳥たちが遊んでいます。
気が向くと土手の上の遊歩道を離れ、河川敷に降り立ち、小鳥や植物の観察や綺麗な小石拾いを楽しむこともあります。妻と一緒に。
川筋の植物の様子は、梅雨時の増水や台風による豪雨で洗われ、大きく変化することがあります。
この増水が時には思わぬプレゼントを届けてくれることがあり、その一つが川筋にそって繁殖する野バラです。
我が家には、その小枝をいただき育てている野バラが3種類あります。
そのバラが咲き始めました。
いわゆる「ノイバラ(№11)」、そして「ツクシイバラ(№12)」「カラフトイバラ(№13)です。
ツクシイバラとカラフトイバラはその後の増水で流されてしまい、その親樹は残っていません。