テレワークの功罪
裏庭に植えてある柚子の木にアゲハチョウが卵を生みつけました。
それが日に日に育ち、まさに「はらぺこあおむし」になりました。
放っておくと、小鳥に食べられてしまうので、虫かごを買ってきて、家の中で育ててみることにしました。
コロナウイルス対策のひとつとしてテレワークが一気に普及してきました。
商社で働く娘の話では、実際にやってみると日常業務にはほとんど問題がなく、これまで消極的だった高齢管理職たちも、考えを変えたようです。
最大のメリットは通勤からの解放、往復2時間という無駄な時間を公私ともに有効活用できることだそうです。
私は、いわばテレワークの先駆者の一人、リタイア後の15年間、大学講師という仕事では、ほとんどがイントラネットを使って行っていました。
最大のメリットは通勤が要らないことと、決まった場所、決まった時間に、みんなが集まることが、人の自由をいかに束縛しているか良くわかりました。
デメリットはというと、コミュニケーションが文字に頼ることになり、感情が上手く伝わらず誤解を生じやすいことでした。
でも、今ではテレビ会議システムもあり、顔を見て話すこともでき、その点も解消されたようです。
ただ1つ残るのは、やはり寂しいというところです。
私は定期的に行う集中講義や合宿講義でそれをカバーしてきました。
人間には時には、やはり三密が必要なようです。