下手なスピーチ 誰に何を訴えようとしているのか

緊急事態宣言が出されました。

残念なことに、安倍首相のスピーチは、いつも通り経済活動に配慮した総花的で腰の引けたものででした。

専門家が人と人の接触を80%減らさなくては感染爆発するといっているのです。

何を躊躇しているのでしょう。

訴えるべき対象は企業経営者と若者、「会社への出勤を最小限に抑えろ」「外出をせずに家にいろ」と素直に訴えるべきです。

折角厳しい法律を適用しようとするのに、誰に何を訴えようとしているのか的が絞られず、都知事の打ち出した規制策を、もう少し対象を絞れとか、適用を一週間伸ばし様子を見ようなどと緊迫感を打ち消そうとさえしています。

まさに二週間前と同じことをしています。

専門家委員会が感染爆発が近づいていると警告しているのに、文部大臣が休校を解除すると真逆のことをいい、三連休に多くの人出を招いたように。

こんなことでは、魔の民主党政権下どころが、バブル崩壊の二の舞い、暗黒の二十年が繰り替えされそうです。

経営者よ、再び経済不況がやってきますよ、若者よ、再び就職氷河期がやってきますよ。