親切な工務店の親方「屋根の瓦が緩んでいます」
スミレの花が咲き始めました。
でも、明日は大雪かも。まったくもって可笑しな天気です。
ある日の夜8時頃の話です。
作業着を着た若い衆が、家のピンポンを鳴らしました。
「近所の家の工事に来ているのですが、親方にお伝えするように言われました」
「お宅の家の瓦が緩んでいるのを見かけたので、お知り合いの屋根工事屋さんにでも診てもらったほうが良いとのことです」
親切なことだと思いましたが、夜分のこともあり、お礼を言って帰ってもらいました。
我が家は築22年、屋根が壊れるほど古くはないと思いながらも、翌朝心配になり眺めてみると、確かに何となくずれているような瓦があります。
でも、数日するとそのことはすぐに頭から消え忘れていました。
そしてまた数日後、再び家のピンポンが押され、「外壁塗装の業者ですが、そろそろ塗装はいかがですか?」。
すぐに、先日の屋根のことが頭に浮かびましたが、もともと私は、流しの業者に工事を依頼する人間ではなく、丁寧にお断りしました。
しかし、それ以来、屋根瓦のことが気になって仕方なく、とうとう地元の瓦屋根工事専門店に連絡し、点検をお願いすることにしました。
結果は何ら問題ないとのこと。
このところ、この辺りに、同じようなことが頻発しており、典型的なリフォーム詐欺だそうです。
手口は、しばらく置いた後、屋根工事業者がピンポンし、無料で点検修理を請け負うとのこと。
結果は、「ちょっとした修理が必要そうですから、屋根に上ってみましょう」。
そして、故意に瓦を壊したりして、必要もない工事をしてしまうのだそうです。
素人は屋根に上って確認することなどできないことに付け込んだ詐欺だそうです。
あぶない、あぶない、リスクは新型コロナウイルスだけではないようです。